imagexを使ってvhdx(vhd)へインストール

もっと簡単に早くインストールできないかと思いまして、imagexを
使ってvhdxインストールします。

今回は、Windows８上で作業します。
Windows８には事前に「Windows8 用 Windows アセスメント & デプロイメント キット（WindowsＡＤＫ）」をインストールします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30652

１．空のVHDXを作成
（１）「マイコンピュータ」を右クリックして、「管理ツール」をクリックします。
（２）「コンピュータの管理」を開きます。
（３）「コンピュータの管理」-[記憶域]-[ディスクの管理]をクリックし、
[操作]-[vhdの作成]をクリックします。

（４）「場所」にvhdxの作成場所を入力、仮想ハードディスクのサイズを指定し、
「OK」ボタンをクリックします。

（５）ディスクはすぐに出来上がります。そして、すぐにマウントされます。
出来上がった状態では、初期化されていないので、初期化します。
マウントされたディスクを右クリックし、「ディスクの初期化」をクリックします。

（６）設定は、初期状態で、「OK」ボタンをクリックします。

（７）初期化されたディスクを右クリックし、「新しいスパンボリューム」をクリックします。

（８）「新しいスパンボリュームウィザードの開始」画面が表示されたら、「次へ」を
クリックします。

（９）ボリュームサイズを指定します。今回は、初期値が40GBで
ＷｉｎｄｏｗｓＳｅｒｖｅｒ2012がインストールできるので、そのまま、「次へ」
ボタンをクリックします。

（１０）ドライブレターを指定して、「次へ」ボタンをクリックします。

（１１）フォーマット形式を指定して、「次へ」をクリックします。

（１２）「完了」をクリックします。


２．ImageＸを使って、ＷｉｎｄｏｗｓＳｅｒｖｅｒ２０１２をインストール
（１）WindowsServer2012のインストールディスクまたは、イメージファイルをマウントします。
（２）展開およびイメージングツール環境」を起動します。
（３）以下のコマンドを実行し、WindowsServer2012のインストールイメージ（<ドライブレター>:\sources\install.wim）内のインデックス番号を確認します。今回は、ＧＵＩのStandard Editionをインストールするので、インデックス番号が「２」と確認します。

＜入力するコマンド＞
imagex /info j:\sources\install.wim




（２）以下のコマンドを実行して、vhdxにインストールをします。

＜入力するコマンド＞
imagex /apply j:\sources\install.wim 2 g:\
※imagex /apply　＜install.wimの指定＞　＜install.wimのインデックス番号＞ ＜インストール先ドライブ＞


（３）インストールの完了後、ドライブを確認します。

イー感じです。
インストール方法をいろいろ指定することができるので、それができればもっと
簡単にセットアップが出来そうです。

IIS8.0をリモートから管理する

本日は、IIS8.0をリモートから管理する手順を記述します。

IISサーバ側で実施する事

（１）サーバの役割で、「管理サービス」を追加します。

（２）サーバマネージャの[ツール]-[インターネットインフォメーションサービスマネージャ]を
クリックします。

（３）左ペインよりサーバ名を選択し、右側の「管理サービス」をダブルクリックします。

（４）「リモート接続を有効にする」を有効にし、右側の「適用」ボタンをクリック。
その後、初期状態では停止しているサービスを起動する為、右側の「開始」ボタンをクリックします。


リモートから監視するサーバ側で実施すること
（１）サーバの役割で、IISの「管理ツール」を追加します。

（２）サーバマネージャの[ツール]-[インターネットインフォメーションサービスマネージャ]を
クリックします。

（３）[スタートページ]で右クリックし、「サーバーに接続」をクリックします。

（４）サーバ名を入力し、「次へ」をクリックします。

（５）「ユーザー名」「パスワード」を入力し、「次へ」をクリックします。

（６）「接続」をクリックします。

（７）正常に処理されたことを確認し、「終了」ボタンをクリックします。

（８）インターネットインフォメーションサービスマネージャ上で、追加されたことが確認できます。

WindowsServer2012 64bit上のIISで32bitアプリを動かす

アプリケーションによっては、IISを32bitにしてくださいと指定がある場合、
以下の方法で32bitアプリが動くようにします。

（１）サーバマネージャから[ツール]-[インターネットインフォメーションマネージャ]をクリックします。

（２）「アプリケーションプール」をクリックし、Webサイトが使用するアプリケーションプール上で
右クリックし、「詳細設定」をクリックします。

（３）「32ビットアプリケーションの有効化」の設定を「True」に変更し、「OK」ボタンをクリックします。


以上です。

ダイナミックアクセス制御（DAC） その１

今回は、ダイナミックアクセス制御を試します。
現時点で、ダイナミックアクセス制御は、ファイルサーバの新しいアクセス権制御と
して使用するものではなく、既存のNTFSなどのアクセス権と組み合わせて使用する
ものだそうです。

では、今回の環境を紹介します。
＜環境＞
■仮想サーバ（WindowsServer2012）＋ActiveDirectory
　ドメイン名：vmdom.local
　AD上に以下の２つのユーザを作成
　ユーザA：財務一郎　部署：経理部　国：日本
　
　ユーザB：販売礼子　部署：営業部　国：英国

■ファイルサーバ（WindowsServer2012）＋ファイルサーバリソースマネージャ
　参加ドメイン：vmdom.local

＜作業の流れ＞
１．クレームタイプ、要求の種類の作成
↓
２．リソースプロパティの作成
↓
３．リソースプロパティリストにリソースプロパティを登録
↓
４．集約型アクセス規則の作成
↓
５．集約型アクセスポリシーの作成
↓
６．グループポリシーの展開
↓
7.共有フォルダの設定
↓
８．確認

次回に続くｗ

ダイナミックアクセス制御（DAC）　その2

IPAM(IP Address Management )

WindowsServer2012の新機能IPAMを試します。

IPAMは、ActiveDirectoryと兼用ですることができないので、専用にサーバを用意します。
今回の環境は、貧乏仕様で、用意する物理サーバ（PCじゃないのかといわれるタイプ）を1台。
ホストOSにHyper-VとActiveDirectory、ゲストOSにIPAMをいれたＷｉｎｄｏｗｓＳｅｒｖｅｒ2012で実施します。

まず、ＩＰＡＭの使用は以下の通りで。思いっきり抜粋です。（手抜きですみません）
AD参加しているサーバ限定なのが若干残念ですが、新機能なので、今後に期待したい。

＜IPAMの仕様＞
１．Windows Server 2008 以降が実行されている Microsoft ドメイン コントローラー、DHCP サーバー、および DNS サーバーのみがサポートされます。
２．単一の Active Directory フォレスト内に存在する、ドメインに参加した DHCP サーバー、DNS サーバー、および NPS サーバーのみがサポートされます。
３．マイクロソフト以外が提供するネットワーク要素の管理および構成はサポートされません。
４．外部データベースはサポートされていません。Windows Internal Database のみがサポートされます。
５．1 つの IPAM サーバーで最大 150 台の DHCP サーバーおよび最大 500 台の DNS サーバーをサポートできます。
６．テストによれば、1 つの IPAM サーバーで最大 6,000 個の DHCP スコープおよび最大 150 個の DNS ゾーンがサポート可能でした。
７．10 万人のユーザーの 3 年分のデータ (科学捜査に使用できる、IP アドレスのリース、ホストの MAC アドレス、ユーザーのログイン情報およびログオフ情報) が Windows Internal Database に保存されます。データベースの削除に関するポリシーは用意されていません。管理者は必要に応じてデータを手動で削除する必要があります。
８．IP アドレスの使用率の傾向は、IPv4 についてのみ調べられます。
９．IPv4 に対してのみ、IP アドレスの解放がサポートされます。
１０．IPv6 ステートレス アドレス自動構成のプライベート拡張機能に対する特別な処理は実行されません。
１１．仮想化テクノロジまたは仮想マシンの移行に対する特別な処理はありません。
１２．ルーターおよびスイッチと IP アドレスとの整合性に対するチェックは行われません。
１３．管理されていないコンピューターでの IPv6 ステートレス アドレス自動構成によるユーザーの追跡はサポートされません。

下記URLより抜粋
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831353.aspx

＜設定手順＞
（１）サーバマネージャの右ペインで「IPAM」をクリックします。

（２）「IPAMサーバをプロビジョニングする」をクリックします。

（３）「次へ」をクリックします

（４）GPO名のプレフィックスを入力します。今回は「IPAM１」と入力し、「次へ」をクリックします。

（５）「適用」をクリックします。

（６）プロビジョニングが始まります。

（７）完了したら、「閉じる」をクリックします。

（８）「サーバーを検出を構成する」をクリックします。

（９）サーバを選択して、「追加」ボタンをクリックします。

（１０）サーバの該当する機能を選択し「OK」ボタンをクリックします。

（１１）「サーバー検出を開始する」をクリックします。

（１２）処理が終了したら、「管理するサーバを選択または追加。IPAMアクセスを確認する」をクリックします。

（１３）PowerShellを管理者モードで起動して、以下のコマンドを実行します。
Invoke-IpamGpoProvisioning –Domain contoso.com –GpoPrefixName IPAM1 –IpamServerFqdn ipam1.contoso.com
※ステップバイステップみると「-User user」とありますが、そんなオプションが無いようでエラーになります。

（１４）処理画面が表示されます。

（１５）グループポリシー管理コンソールを起動します。

（１６）３つのポリシーが追加されていることが確認できます。

（１７）サーバマネージャに戻って、サーバインベントリの管理対象のサーバ（今はまだ管理外）を
右クリックして、「サーバーの編集」をクリックします。

（１８）「管理の状態」で「管理されている」を選択し、「管理されている」を選択します。

（１９）IPAMサーバと監視対象のサーバのコマンドプロンプトで「gpupdate /force」を実行して、
グループポリシーを更新します。
（２０）再びサーバマネージャを開き、監視対象のサーバの「推奨される操作」で緑色のチェックが
入っていることを確認します。


以上です。
次は、IPAMサーバを操作します。

IPAMの成果

リモートサーバへの機能追加

昨日、MSのパートナー向けの70-417受験対策セミナーに言ってまいりました。
会社からお金がでないので、自腹で愛知から東京へ行きましたが、
その価値はあったと思います。

今回は、セミナーの中でデモで見せていただいたリモートサーバへの機能追加
について、紹介します。

（１）リモートサーバを確認します。今回は、「WIN2012－02」がインストール先のサーバで、
インストール作業をWIN2012より行います。
インストールする機能は、「IPAM（アイパム）」です。

（２）[管理]-[役割と機能の追加]をクリックします。

（３）[次へ]をクリックします。

（４）「役割ベースまたは機能ベースのインストール」が選択されていることを確認して「次へ」をクリックします。

（５）ここでインストール先となる「WIN2012-02」を選択して、「次へ」をクリックします。

（６）今回は役割はインストールしないので「次へ」をクリックします。

（７）「役割の選択」でIPAMをクリックすると以下の画面が表示されるので、「機能の追加」をクリックします。

（８）「必要に応じて対象サーバを自動的に再起動する」を選択して、「インストール」をクリックします。
この選択しは、いきなり再起動がかかるそうなので、注意が必要です。
また、選択しないとインストールできないこともあるようです。

（９）インストールが始まり、終わると「閉じる」ボタンがクリックできるようになります。
今回は、先どうは不要だったようです。

（１０）WIN2012-02のサーバマネージャを開くと、IPAMがインストールされていることが確認できます。

仮想サーバのリソースメータリング

WindowsServer2012から搭載されたリソースのメータリング機能を使用して
ゲストOSの以下の項目について、情報を収集します。

・平均 CPU 使用率 (一定期間中に MHz 単位で測定)
・平均物理メモリ使用量 (MB 単位で測定)
・最小メモリ使用量 (物理メモリの最小量)
・最大メモリ使用量 (物理メモリの最大量)
・仮想マシンに割り当てられた最大ディスク領域量
・ 合計受信ネットワーク トラフィック (仮想ネットワーク アダプターで、MB 単位で測定)
・合計送信ネットワーク トラフィック (仮想ネットワーク アダプターで、MB 単位で測定)
(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831661.aspxより抜粋）

使用方法
①仮想サーバ上でPowerShellの画面を起動します。
②「get-vm」コマンドを入力し、仮想OSの一覧を表示します。
③「Enable-VMResourceMetering -VMName <ゲストOS名＞」でメータリングの取得を有効にします。
④「Measure-VM -VMName <ゲストOS名＞」でメータリングの状態を表示します。
⑤無効かする場合は、「Disable-VMResourceMetering -VMName <ゲストOS名＞」で無効化します。

参考画面


クラウドサービスを提供している会社や社内のプライベートクラウドで各部門へ
従量課金がたのクラウドサービスを提供する場合に、メータリングの値を
使って課金サービスが提供できます。

忘れてた。メータリングをリセットする場合は、以下のコマンドです。
Reset-VMResourceMetering -VMName <ゲストOS名>

ServerManagerに別サーバを追加して管理

WindowsServer2012から、ServerManagerという管理コンソールを使用して別のサーバを
管理することができます。
ここでは、追加する方法を説明します。

（１）ServerManagerを開きます。
（２）[管理]-[サーバの追加]をクリックします。

（３）ActiveDirectory、DNS（IPアドレス or Host名を使用 ）,
インポート（Host名 or IPアドレスが記載されたファイルを使用）のいずれかのタブから追加できます。
今回は、ActivrDirectoryを使って追加します。
「名前」に追加するサーバ名を入力し、[検索]ボタンをクリックします。

（４）検索結果から、サーバを選択し、「▲」をクリックします。
今回は１つのサーバですが、Shiftキーを押しながら複数のサーバを選択します。

（５）左のペインより「すべてのサーバー」をクリックすると追加したサーバが表示されます。

続きを読む

仮想ハードディスクのボリュームを拡張する

前回は、仮想ハードディスクを拡張しただけで、あれでは、仮想OS上のボリュームは
拡張できてません。
ということで、今回は、ボリュームの拡張です。

まずは、コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。
（１）diskpart
(2)select vdisk file="拡張する仮想ハードディスクのパス"
（３）attach vdisk

(4)list vol

ここで拡張するボリュームを確認します。
(5)select volume ボリューム番号

(6)extend

(7)detach vdisk

以上で終了です。

実際のコマンドの状態は、以下のとおり。

 

仮想ハードディスクを拡張する方法

仮想ハードディスクの容量が足りなくなった場合に拡張する方法です。

（１）Hyper-Vマネージャの左ペインより、サーバ名を右クリックして、「ディスクの編集」メニューを
クリックします。

（２）「次へ」をクリックします。

（３）拡張する仮想ハードディスクを選択します。

（４）「拡張」を選択します。
※VHDからVHDXの変換は、WindowsServer2012以降のOSが対象です。
　

（５）拡張するサイズを入力します。

（６）「完了」ボタンをクリックすると、処理が始まります。
今回１０GB→１５GBに拡張しましたが、数秒で完了しました。